開発課通信

Development Department News

2026/08/25

「男爵いも」の由来

じゃがいもは、茄子やトマトとおなじ「ナス科」に属する植物で

地下茎を食用とし、生食用・加工用・でんぷん用に分けられます。

生食用は男爵いもやキタアカリに代表されるホクホクした粉質系と

メークインやニシユタカに代表される煮崩れしにくい粘質系があります。

弊社公式Instagramでもじゃがいもの品種をご紹介しています!

ぜひ覗いてみてくださいね♪

今回は粉質系の「男爵いも」についてご紹介します!

「男爵いも」は北アメリカ原産で、日本には1908年より導入され

1世紀を経た現在も代表的な食用品種として愛され続けています。

なぜ「男爵いも」と呼ばれるようになったのでしょうか?

この品種を導入したのは”川田龍吉”という男爵でした。

1897年に横浜船渠の社長に就任、その後、1906年からは函館船渠の専務取締役となり

北海道に渡った彼は、1908年から北海道七飯市に土地を購入し

イギリスとアメリカから取り寄せたさまざまな品種を育て始めました。

そして、ある品種のじゃがいもが評判がよく、近隣の農家に広がりましたが

品種名が不明確だったため、”男爵様が育てたいも”にちなんで「男爵いも」と呼ばれるようになりました。

(その後、品種はアイリッシュコブラ―であると判明しています)

函館船渠の専務取締役であった川田男爵がなぜじゃがいもの栽培を始めたのでしょうか?

それはイギリスのグラスゴーに留学した際に出会った”ジニー(ジェニー)”という女性が深くかかわっています。

川田男爵は造船技術を学ぶためにイギリスに留学しました。

その際に出会った女性、ジニーと恋に落ち結婚の約束をするまでになりました。

しかし、当時の日本では国際結婚は難しく、約束は果たされませんでした。

北海道の風景に、留学時代にジニーと見た思い出の景色を重ね

一緒に食べた思い出のじゃがいもを育て始めたと言われています。

ジニーとの思い出を断ち切れなかった証拠に

彼の遺品には、ジニーのものと思われる金髪の入った小箱と

彼女から届いた手紙が90通近くも見つかっているそうです…☻♡

弊社では現在北海道産の男爵いもを取り扱っています。

お店で見かけた際は、由来を思い出してみてくださいね♪

担当:田淵