開発課通信
Development Department News
2025/11/18
甘柿を代表する「富有柿」
本日ご紹介するのは「富有柿」です。


「富有柿」は西日本を中心に栽培されており、弊社には奈良、福岡、和歌山などから入荷しています。
果汁が多く甘みたっぷりで、果肉はやや硬めです。硬いうちでも美味しいですが
完熟すると柔らかくなり、より甘みが増します。
お好みの硬さで召し上がってください!
ところで、「甘柿」「渋柿」というワードはよく聞きますが
一体なにが違うのかご存じですか?
柿は、種子の有無と渋みの関係によって4つに分類することができます。
①完全甘柿
種子の有無に関わらず、樹上で渋みが抜けます。
代表的な品種:富有柿、次郎柿、早秋柿など
②不完全甘柿
種子ができると渋みが抜けますが、種子が少ないと渋い部分が残ります。
代表的な品種:西村早生、筆柿など
③不完全渋柿
種子ができるとその周辺は渋みが抜けますが、範囲が狭く大部分に渋が残ります。
代表的な品種:平核無、刀根早生、甲州百目など
④完全渋柿
種子の有無に関わらず、果実全体に渋みが残ります。
代表的な品種:西条、市田柿など
冒頭でご紹介した「富有柿」は①の完全甘柿で、甘柿の中では最も生産量多い品種です。
12月中旬頃から冷蔵品に切り替わり、1月下旬までお楽しみいただけます。
③④の渋柿は、収穫後にアルコールや二酸化炭素を使って脱渋するか、干し柿にすることで
美味しくいただくことができます。
干し柿用として売られている場合を除き、基本的には渋柿は脱渋された状態で
店頭に並ぶので、安心してお召し上がりくださいね!
干し柿を含めれば2月頃まで柿シーズンは続きます。
お気に入りの柿を見つけてみてください!
担当:新井
