開発課通信

Development Department News

2024/07/02

バナナの最適な保存方法!

近頃30度越えの日もあるほど、だんだんと暑くなってまいりましたね。

弊社Instagramにて以前「バナナの保存方法」をご紹介しました。

  ☟こちらをご覧になってから読み進めていただくのがオススメです

これから迎える夏本番に是非参考にしていただきたい情報です。

投稿作成にあたり、大変細かく検証をしたのですが、投稿枚数の兼ね合いで掲載しきれないものがありましたので

ホームページをご覧いただいている方へ、もう少し詳しくご紹介したいと思います。

インターネットで検索すると、「バナナを房から外し、ラップを巻き、保存袋にいれて冷蔵庫で保存」という方法が出てきますが、

実際にその方法が最適なのかを検証しました。

常温(20度)と冷蔵(8度)の環境下で7日間「そのまま」「ラップを巻く」「ラップを巻き保存袋へ入れる」の3通りの保存を行いました。

外観の変化はコチラです!

常温での熟度の遅さランキングは、以下のような結果になりました。

「ラップ巻き」も1番熟度は遅かったのですが、黒斑が出ており今が食べ頃の印象。

「ラップ巻き+保存袋」は蒸れて過熟気味、「そのまま」は皮が真っ黒になっており腐敗する寸前のようでした。

最も外気を遮断できている「ラップ巻き+保存袋」が、2位であったことに驚きでした。

続いて、冷蔵での熟度の遅さランキング結果です。

「そのまま」は熟度が最も遅かったですが、乾燥気味で味がイマイチでした。

適度に保温・保湿されている「ラップ巻き」「ラップ巻き+保存袋」が、常温のものに比べ

甘さが控えめで、果肉に歯ごたえを感じるほど硬さを保つことができていました。

どれも低温障害により、ポリフェノールが生成され皮が真っ黒になりました。

以上のことから、夏の保存には冷蔵での「ラップ巻き+保存袋」が最適な保存方法と言えます。

「ラップ巻き」と結果はほぼ同じでしたので、面倒な方はラップを巻くだけでも良いですが

野菜室などで、他に一緒に入れている野菜・果物がある場合、

バナナが放出するエチレンガスの影響を受けてしまう可能性がありますので、ご注意ください。

これらを参考に、真夏もおいしくバナナを食べましょうね!

担当:吉田