開発課通信
Development Department News
2025/12/02
鹿児島県オリジナル品種「大将季」
本日ご紹介するのは、鹿児島県のオリジナル品種「大将季(だいまさき)」です。

大将季は、平成9年に阿久根市の大野孝一さんの園地で、不知火(しらぬい)の枝変わりにより発見されました。
その後、9年の年月をかけて改良が行われ、大野さんの「大」と息子さんの「将季」さんの名前をとって
「大将季」として、平成18年に品種登録されました。
果皮は手でも剥きやすく、じょうのうも薄く種がないので、食べやすいです。
また、甘味の中に適度な酸味も含まれていて、ジューシーで濃厚な味わいです。
大将季は収穫後、選果場で光センサーによる厳しい選果・選別を行っています。
商標登録されているデコポンと同じように、光センサーで、
糖度13度以上、酸度1%以下のもののみを「大将季」として出荷されています。
従来の不知火に比べ、果皮や果肉が赤みを帯びています。
紅色が濃く鮮やかな橙色をしているため、見た目がよく贈答用にもよく用いられます。

美味しい大将季の選び方としては、全体的に濃い橙色をしているもの、
手に持った際に重みがあるもの、皮にしまりがあるものです。
見かけた際は、ぜひお手に取ってみてください。
担当:田嶋
