本日ご紹介するのは、「つがる」です。

「つがる」は、青森県生まれの早生りんごで、「ゴールデンデリシャス」と「紅玉」の交配品種です。
国内生産量は「ふじ」に次ぐ２位。
酸味は少なく、早生品種の中で最も甘みが強く人気のある品種です。

つがるには「有袋栽培」のものと「無袋栽培」のものがあります。

「有袋栽培」は袋がけをし、日光を直接当てずに栽培したもの。

甘味は強くないが色つきがよく、貯蔵性がたかいです。

「無袋栽培」は袋がけをせず、日光を直接当てて栽培したもの。

品種の前に「サン」をつけてサンつがると呼ばれます。

色や見た目は劣りますが、甘みが強く蜜入りになりやすいです。

ここで、りんごの注意点を一つご紹介します。

りんごはエチレンを放出する特性があります。
エチレンとは、青果物が出す植物ホルモンで、収穫後も放出します。
他の果物や野菜の成熟を促進する可能性があるため一緒に保存する場合は注意が必要です。
この特徴を活かし、熟しきっていない青果物を熟させたい場合に同じ袋に入れておくと良いです。

つがるの旬は8月下旬頃から10月頃までで、9月頃が出荷の最盛期です。

ぜひ見かけた際は、手に取ってみて下さい！

担当：田嶋